【毒親から結婚の道22】映画『アベンジャーズ』世界興行成績1位って、ディズニー抜いた? マーベルVSディズニーって、闇があるの?
《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。妹の夫とは同級生
《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。娘を溺愛し結婚に反対
《叔母の夫》米国に本拠地を置く会社CEO。米国の会社を清算して日本で病気療養中
『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興行収益1位
おおおおおおおおおお!!
「盆と正月がいっしょに来た」って、私の祖母なら言うぞ。
祖母、アベンジャーズのアさえ知らないけど。
まして、映画など見たことないけど。
テレビで人が殺されたりすると、「死んじゃった? 南無阿弥陀仏」って本気で俳優の成仏のために祈った祖母だった。
だから、スターウォーズも
「宇宙には、こんな生物がいるんじゃな。長生きをしてみるもんだ」と。
どうもスターウオーズを現実世界と勘違なされたまま往生なされた。
ある意味、幸せだったと思う。
で、『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興行収入が約3000億円を超え、これまで1位だった『アバター』を抜いたらしい。
めでたい。
で、思ったわけ。
これはマーベルVSディズニーなのかって。
(注:マーベルとはもともと米国のコミック出版社)
ちなみに『アバター』はディズニーだから。
フロリダのディズニーワールドでは『アバター・フライト・オブ・パッセージ』という壮大なアバター観で、感涙ものの新アトラクションがあるわけで。
一方、東京ディズニーランドでは、「マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮ください」って、名指しで禁じてるんです。
だから、ディズニー、マーベルに負けた?って憶測するわけです。
12月のスターウォーズで巻き返すつもりですかって、勘ぐるのであって。
それで、いつものように、グーグルで調べてみて驚いた。
マーベル、ディズニーの子会社でした。
じゃあ、なんで、マーベルの仮装はダメなわけ。
スパイダーマン、なぜだめなの?
ま、とくに、それ仮装したいわけじゃないけど、とりわけスパイダーマンは、その、ちょっと、あれをすると、アレで、
つまり、スパイダーマンじゃなくて、
・・・樽? タルーマン?
じゃあ、これ、
「マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮ください」
って、どうよって話です。
そこには、複雑怪奇な大人の事情があるようです。
まず第一は、大阪のユニバーサルスタジオでマーベルキャラを公開しているし、そのほか、いろいろな契約とかの問題がゴチャゴチャあって、地味にお察しってことのようです。
マーベルも今はブイブイ言わせてるけど、破産になりかけてたときもあり、
その折に節操もなく映画化権、売りまくったらしい。
そんな権利権益が、子どもの夢とは別の所で働いているって話なようです。
決してアメリッシュのスパイダーマン仮装、阻止してるわけではない!
結局、ディズニー、マーベルが儲ければ、ウキウキだという話でした。
で、我が家の大人の事情は、結構、込み入ったことになってる。
叔父が癌だと知って、オババに聞かれました。
「うな重の美味しい店でお弁当を買いたいが、どこか心当たりはない?」
んなこと急に言われても、
「場所は?」
「新橋あたりがいいが」
「Googleで検索してみますが」
新橋って、オババ、やはり叔父のところへ行くんだね。
なぜか、私も新橋まで同行し、一緒にうな重、しっかり食しました。
エサに釣られたわけです、キリ!
オババ、無口です。
今日は朝から晴天で、ゆりかもめのガラス窓から見える海がキラキラと輝いてますが、無口です。
ディズニーランド、バスで15分の距離ですが、無口です。
「お花を買いますか?」
「癌病棟に花は持っていけない」
「そうなんですか」
「菌の媒介が危険らしい」
知らなかった。
入院見舞いといえば、ずっと花束だと思っていたので驚きました。
そして、オババが詳しいことにも。
「よくご存知ですね」
「調べた」
オババの声は低く、いつもと違って言葉数が少なく、無口です。
病院について、叔父の病室を訪ねました。
面会時間は14時からでしたが、妻と偽って、オババ、13時過ぎで入院部屋を教えてもらいました。
叔父、4人部屋でした。
部屋に入ると、なぜか、3つのベッド、空っぽです。
一つのベッドはカーテンを締め切っており、ヒソヒソ声が聞こえてきます。
オババの顔を見ますと、ニヤリとしてます。
カーテンに近づくと
「半丁、いいかね。これでいくぜ」
叔父の声です。
「まてまて、丁!」
オババ、いきなりカーテンを開けました。
3人の、そのうち2人は腕に点滴の管を入れてます。
3人の男たちが、まるでイタズラを見つかった生徒のようにベッドの壁になりました。
「なにやってんですか!」と、オババが言いました。
「まいったなぁ。委員長、病院にまで来て、先生にいいつけるかね」
「誰だよ、この威勢のいい人は」と、一人が叔父に聞きました。
「半だ。すまんな、いつも、毎度、ありがとうよ」
「クソ、また負けた。あんた、八百長でもしてるっすか」
「教え賃だな。八百長はない。授業料だよ・・・。今日はここまでだ」
そういうと、叔父はサイコロとツボを片付けました。
「アメちゃん、昨日の今日だ。もう負けたかい」と笑いながら、叔父はベッドからおりると、オババに向かって、「よく来たね、こっちへ」とスリッパをパタパタさせながら病室を出ました。
椅子とテーブルが置いてある中庭まで案内すると、腰かけるように言います。まるで自宅のように寛いでおります。
「なかなか洒落た病院だろう」
「随分とくつろいでますね」
「まあな。それで今日は」
「差し入れですよ。病院食なんて、たいがい不味いですから、うな重をね」
「おお、そりゃ、ありがたいな」
「それから、あなたのことですから、家を譲渡する書類、まだ郵送してないでしょう」
「バレたかね」
ふたりはまるで夫婦のような会話をしています。入る隙もありません。しばらく談笑してから、私、席を立ちました。
「そうか。今日は僕の冒険話を聞かないのかね」
「それは・・・」
「また、ヨタ話ですか。時間はたっぷりありますから、私が聞きましょう」
私は席を立った。その時、オジジに帰りが遅くなると伝えてくれと言われ、そっか、オババ、流石に連絡しづらいのだろうと思ったのです。
それで、自宅に戻ってからオジジに連絡しました。
「いいんでしょうか? その、お義母さん。えっと」
そう言うと、オジジ、
「あの人はね。昔からああいう人だから、誰かが困っていれば助けに行きます。止めたって聞きゃしませんから、いいんですよ。アメちゃんにも面倒かけて、あの人、言わないでしょうが、感謝してましたよ」
「そ、そうですか。それで帰りは遅いらしいです」
「わかりました」
「すみません」
つい謝ってしまいました。すると、軽い笑い声と共にオジジが言いました。
「これから私は釣りにでも行きますかね。それからですが・・・、アレは、泣くときは、いつも僕のところへ戻ってきます。他では泣きません」
穏やかな声でした。
私、オジジを結婚相手にした理由、なんとなく理解しました。
たとえ、叔父が妹と結婚しなかったとしても、オジジを選んだような気がしました。
to be continued
お恥ずかしい追伸
前々回。大々的にブログ名を『アメリッシュ の物語』に変更しますと宣言しました。
で、ちょっとだけ変更して、また、もとに戻しました。
すみません。
『アメリッシュガーデン改』に戻します。
お恥ずかしいのですが、私、人気ブログとか、なんとかブログに登録してます。
そこがアメリッシュガーデン改のままって気づいたんです。
で、変更しようとしたら、登録名が違うって拒否されました。
そうです。
私、自分の登録名、忘れました。いろいろ手続き面倒です。
それで、変更しなきゃいけない場所、他にもあるって気づいて、もういっそ、元に戻そう。
それがいちばん簡単だって。
私、セキュリティは万全です。完璧です。
銀行だろうが、パン屋だろうが、常に、パスワードを適当につけて忘れるという超お騒がせ野郎です。
ある意味、自分にセキュリティ万全、かけてる。
う〜〜〜〜。
バカすぎて、言葉もありません。
大騒ぎの結果、アメリッシュガーデン改のまま、またよろしくお願いします🙇♂️