アメリッシュガーデン改

姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

カルロス・ゴーンが、いかに無罪を主張しようが、あれだけ高額の収入を得ていれば、すでに有罪だと無意識に思えてしまう庶民としての感覚の件

イギリス系不動産コンサルティング企業knight Frankによると総資産5000万ドル(約56億円)を超える超富裕層は米国に集中しており、3万8500人(2018年データ)。ついで2位が、なんと日本だそうです。その数、1万人弱。少し意外だと思いませんか? 貧富の差が少ない日本というのは、今や神話の域なのでしょうか。

 

また一方、日本のホームレス数は5,534人。(ちなみにそのほとんどが男性だそうです)。これを少ないとみるか多いとみるか。

 世界で最も富裕層の多い米国。政府の正式発表(2017年)によると、ホームレスは約55万人、そのうち路上生活者は約19万人だそうです。

単純にほぼ3倍の人口差から考察しても、ホームレス数で言及すれば、日本は貧富の差がまだそれほど大きくはない、かもしれません。貧富の差をホームレス数で測ることの間違いは別にして。

 

ちょっと横道にそれますが、ITバブルに酔うカリフォルニア州の住宅事情は想像以上に残酷で、向こうの友人から悲鳴に似たメールが届きます。1DKの家賃が30万円超えだそうです。バブル時代の東京以上。なにが不思議といって、あれほど広大なアメリカで、土地が異常に暴騰している事実です。シリコンバレーを抱え、米国で最も平均収入が高いカリフォルニア州は、不可思議なことに、最もホームレス率の高い場所ともなっています。

驚くことはカリフォルニア州立大学の学生、5万人がホームレスだという事実です。リーマンショック後以上に不動産価格が暴騰しているのです。(横道のさらに横道ですが、州立大学は、著名なカリフォルニア大学とは違います。別の大学で、授業料は半額くらい。しかし、難関大学であることに変わりありません)

 

カルロス・ゴーンのような、天文学的超高給取りが、その富を分配することで、少なくとも先進国内のこうした歪な状態は防げるのではないでしょうか? また、そうしなければ、この歪さは消えない。だからこそ、庶民目線でいえば、あの巨額の収入は途方なく有罪に近いと思ってしまうのです。なぜなら、一人の人間が2000億以上の資産を持っても使いきれないと思うからです。しかし、彼はそれでも足りない。

これはお金あるいは欲というものの宿命かもしれません。常にもっと上があることに気づいてしまうのです。

 

海外旅行を例にとります。海外旅行の第一関門として飛行機に乗ります。最初はエコノミークラスです。エコノミークラスの座席、欧米に行くなら10時間以上は座っていることになる狭い座席です。これが結構な拷問で、降りたときはフラフラ。そして、カーテンのすぐ向こう側にはビジネスクラスが見えます。ビジネスクラスの座席は広く、出される食事も違います。

ビジネスクラスに乗るようになると、その先はファーストクラス。ファーストクラス、そこは別世界です。しかし、ここが最終目標ではないのです。

ある大金持ちに聞いたのですが、ファーストクラスの人間はプレイベートジェットが視野に入ってくると。なんとはや、限りがない。もしかすると、プライベードジェットの上に、庶民には見えない、もっと上の世界があるのかもしれません。ご存知の方、アメリッシュに教えてたも(脱線しました)。

お金とはそういう性質のものなのでしょう。あればもっと上を見る。その欲に捉えられると、普通では考えられない状況に陥っていく。俗に、上に登るのは簡単だが、下がるのは難しいと言われる所以です。

 

お金を儲けること自体が悪ではないと思います。年収の高い方々は、普通よりも努力して、その富を得たのでしょう。しかし、ゴーン氏の得ている収入は桁違いで、そうした、例えば年収1000万を超えたとか、2000万を超えたという次元とは違います。

ニュースで出てくる金額は、50億とか、2000億とか。庶民の私には理解不能で、想像をはるかに超え、だからこそ有罪だと思ってしまうのです。フランス革命でマリーアントワネットが断頭台に登った理由は、そこなのではないでしょうか。庶民の感覚とはズレ過ぎているのです。

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