ほとんどの方が知らないディズニーにいる特殊なゲスト(ディズニー用語で来園者のこと)がいます。
彼ら、彼女らは、日々、ディズニーに出没し、家族あるいはカップル、グループらを尻目に、混雑時にもやすやすとアトラクションに搭乗、時に全制覇という偉業を成し遂げています。
その名も
シングルライダーを駆使する
その名も
お一人さまディズニー上級者!
今回は、こうしたお一人様上級者がいかにディズニシーを攻略しているか、その秘密をお教えしましょう。
超初心者お一人様のための攻略!
それは『時』が鍵をにぎります。
「時間を制する者、ディズニーを制する」
という名言があるように・・・
え?
聞いたことない名言。
やはりか、1分前にアメリッシュが知恵を絞って考えだしたばかりで、まだ、巷に蔓延(まんえん)していないようだ。
皆さん、ツィッター!
ほら、ツィッターで拡散して、すぐにね。
そして、相変わらずツィッターにまごまごしてる私は、その方法もわからないのです。
超初心者お一人様へ
ディズニーランドもディズニーシーも実は夜が最高です。
暗くなってからの、あの眩しいまでの美しいイルミネーション。
なんとなくメキシコ界隈のお祭りの形相を呈する、物悲しいような異国情緒たっぷりの美。
ディズニー、そこは家族あるいはカップル、あるいはグループの場所と思いがちですが、そうでもないのです。とくに、夜は違います。
狙い目は平日の夜です。
とくにこの時期、ハロウィーンデコレーションされた園内は、輝くイルミネーションで、はっとする美しさになっています。
家族やカップルが力つき、体力を消耗し、苛立ちがまし、もう帰るかってころに、颯爽と登場する。
それこそがお一人さまのディズニーシー『冒険とイマジネーションの海へ』であります。
混まない時間と時期。
例えば、学生どものテスト週間およびテスト前とか、まさに狙い目です。
平日の夜にはアフター6というチケットがあり、4300円とリーズナブル。午後6時に来園しても、22時まで開園していますから、4時間十分に楽しめます。
短期集中、これこそがお一人さまの強み!
なぜなら、ディズニーランドにもディズニーシーにもシングルライダーというシステムあるからです。
シングルライダーシステム
この超お得なシングルライダーシステム、時にファストパスより早くアトラクションに乗ることができます。
簡単にご説明すると、アトラクションには、1つ分の席に余りができることがあります。そんなとき1人できたゲストがその席に優先的に乗れる仕組みであります。
ディズニシーでは下記二つのアトラクションがシングルライダー対象です。
『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』
『レイジングスピリッツ』
夜ですと、ほぼ待ち時間は0。
気に入ったら3回でも4回でも5回でも乗ってもいいというお得感満載です。
ちなみに、ディズニーランドでは『スプラッシュマウンテン』が対象アトラクションです。
ディズニーシーには29個のアトラクション、9個のショーがありますが、お一人さま、それも夜に来園した場合、まず最初に行くべき場所は『ビッグバンドビート』です。
ビッグバンドビート
所要時間:約30分
最終ショーが18時50分。
席は抽選で、この時間に入って当たる可能性は低いかもしれませんが、そこは運試し。
当選しなかった場合、2階席は抽選に漏れた人が並んで入れますので、ここが狙い目です。
ただし、非常に混雑している日には、それでも入れないことがあります。
ビッグバンドビート、ミッキーがドラム叩いて踊ります。
ダンス、歌、ともかくスキル、半端ないです。
ディズニーシーが大人のためのディズニーって言われた理由、こうしたショーのレベルが高いからじゃないかって思ってます。
子ども騙しじゃないです。
ブロードウェイのミュジーカル仕立てで大人の鑑賞にたえる素晴らしいショーは、一見の価値ありです。
このショーとハンガーステージのショーだけで、入園料支払っても文句ないってかんじですが、夕刻入園の場合、残念ながらハンガーステージは終わっています。
18時に入園した場合、少し時間がありますので、その間に、チラッと『トイ・ストーリー・マニア』エリアをのぞいてください。
アメリカのど田舎風の夜の世界が輝いて、フェスティバルに来た気分になります。空いていれば、アトラクションに乗ってもいいですが、そんな必要はありません。見るだけで十分です。
『ビッグバンドビート』の最終公演が混んでいるようであれば並んで待ち、簡単に入れそうなら、別のアトラクションを堪能してから行く手もあります。
その場合、選ぶのは近くの『タワー・オブ・テラー』(所要時間2分)です。
恐怖のエレベーターで落っことされる人気アトラクションです。
恐怖を味わい、素敵なショーを楽しんだ後の『ビッグバンドビート』終了後、
次に向かうべきが『ソアリン:ファンタスティック・フライト』一択です。
ソアリン:ファンタスティック・フライト
所要時間:約5分 ファストパス対象
ソアリンとは、レトロな雰囲気のハングライダーにのって、世界中の名所、それも氷河の上とか万里の長城とか世界中の名所旧跡、それも普通は空からしか見えない場所を本当に風を切りながら飛んでいくわけです。
天井から足元まで、とびきり美しい世界を飛んでいけるんです。
風も吹きます。匂いもします。
古代から人間は空を飛びたい動物なんです。
そうじゃなきゃ、あんな飛行機なんて発明してないって。でも、飛びたい。それは理性じゃ測れない。
飛ぶことに遺伝子レベルで憧れてるのが人です。
リアルパラシュート、無理!
リアルハングライダー、無理!
着地で腰の骨折るっていう、そんな人の・・・
飛ぶ夢が叶います!
ま、ほんのちょっとの、5分ほど飛べます。
それでも、
声を大にして叫びたい!
世界の中心で叫びたい!
ソアリン最高、愛してる!
すみません、興奮しました。
初心者お一人さまでディズニーシーに来られた、あなた。
このアトラクションは外してはいけません。
最重要課題です。
さて、この終わった時間が重要です。
もし、午後8時頃でしたら、ここはファンタズミックショーを見てみます。
ファンタズミックショー
所要時間:約20分
午後8時からはじまるディズニシーの中心にある池(じゃない、海)で行われるショーです。
水、花火、なかなかの見応えがあります。場所取りをしている人もいますが、そこまでしなくても正面ではありませんが、どこからでも見ることができます。
素晴らしいショーです。めったにない豪華で大げさで、見応えあります。
さて、その後、時間的には午後8時半、残りの時間は1時間半。こっからが、お一人さまの真骨頂を発揮するところです。
船です。メディテレーニアンハーバーからトランジットスチーマーラインに乗船します。
夜のトランジットスチーマーライン
所要時間:約7分
これ、マジでいいです。
夜、シーのイルミネーションを下から見上げながら船で川を進みます。
ロマンティックな船旅です、ソアリンからはウォーターフロントコースを進む船に乗船します。
そこそこの確率でロマンティックになっているカップルがいます。
船上でキスを狙っている男女をうすら笑いを浮かべながら、ガン見することで、ささやかないやがらせをしても誰も怒らないでしょう。
もし家族づれと一緒なら、逆によくやったと褒められること受けあいです。
ま、普通は、普通の人たちが、普通に静かに乗っているだけです。
興奮しているのは、ガイドです。
乗る位置ですが、真ん中は景色見えません。
ただの骨休めになります。
左右、どちらかの端に座りましょう。
そして、船を降りた場所、そここそがお一人さまの聖地!
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
レイジングスピリッツ
であります。
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー
所要時間:約3分
公式には恐怖のツアーって言ってますが、まあ、最上級の怖さではありません。そこそこ興奮する怖さで、私でも乗車できます。
結構な待ち時間が普通はありますが、夜、それもシングルライダー。
待ち時間0で乗れるでしょう。
お気に召したら2、3回乗車しても誰も文句を言いません。
レイジングスピリッツ
所要時間:約1分30秒
こ、こ、こ、こんなループするジェットコースター。
誰がのるか!
じゃなかった、危険と恐怖、お好きなお一人さま。
堪能してください。
待ち時間ほぼ0で、何度でも恐怖を味わえます。
もしかすると、指をくわえて見ているアメリッシュがいるかもしれません。
さて、上記のアトラクションを何回乗られるかによりますが、そろそろ9時、残りの時間をどう過ごすかです。
怖いものが好きな方なら、センター・オブ・ジ・アース
笑いたいなら、マジックランプシアターです。
両方ってのもアリです。
センター・オブ・ジ・アース
所要時間約3分
地底装甲車に乗って探検するアトラクションです。
エレベーターのような恐怖の乗り物にのって、地底へ。
赤い光が点滅して、このエレベーターが、ちょっと怖い。
エレベーターで運ばれた後、装甲車風ジェットコースターに乗車。
最初はたいしたことないって、甘いこと考えてると、火山の上から落っことされます。
ディズニーランドのサンダーマウンテンが大丈夫なら乗れる!
マジックランプシアター
所要時間約23分(上映時間9分30秒)
言わずと知れたランプの魔人、ジーニーのマジックショー!
いつか、このジーニー、ウィル・スミス版に変わるんじゃないかって、密かに予想しています。それほど、映画『アラジン』実写版のウィル・スミス存在感ありました。
人間が演じるシャバーンに、映像のジーニーが加わるいわば4Dアトラクションです。
アラジンの映画とともに椅子が動き、3Dで画像が飛び出して来ます。
映像、漫才、4Dで、迫力満点。おすすめです。
この後、お時間があるならば、散歩もよし、乗れそうなアトラクションを楽しむもよし、ちょっと軽食にしてもよし、どうぞ自由にお楽しみください。
お一人さまディズニーシーを堪能されること、心より願っております。
さて、ディズニーランドについて前日アップした、こちらもお読みいただければ、とっても嬉しいです。