ディズニーランドに行く前の簡単な振り分けテスト
秋になりました。
暑くも寒くもない、最高のディズニーシーズン到来です。ついでに9月10日から10月31日まで、お約束のハロウィーンフェアも開催中です。
まず最初に簡単なテストをさせていただきます。
この問題の解答がわかる方、とくに若い方は、このブログをお読みになる必要がないんじゃないかと思います。これに答えられなかった方には、きっとお役に立てると、不肖アメリッシュ信じております。
では、問題です。
問題1 『陸(りく)』とは何を意味しているでしょうか?
問題2 『海(うみ)』とは何を意味しているでしょうか?
「またまたぁ〜〜、なんかの引っ掛け? 陸ってあれだろ? 土の上のことだろ。水のないところだろ。グーグルサーチしてやるぜ。ほら、水のないところって書いてある」
「ごもっともでございます。まっとうなお答えでございます。あなたは、すこぶる常識人でございます」
「だな。それに海ってバカにしとんのか。海水浴なんかする塩水があるところだ。太平洋とかそういう場所だ」
「おっしゃる通りでございます、お客さま。全く当然の正しいお答えでございます」
「そっか、じゃ、ここで読むのやめるわ」
「いえ、お客さま。そういうあなたは、お読みにならねばなりません」
「?」
そう、これこそ常識的な解答です。それは正しい答えです。
ただし!
ディズニーでは、常識ではありません。
まず、ネズミが支配している所から常識など通じない世界であって、ここにおいて、
「陸」といえば、ディズニーランド。
「海」といえば、ディズニーシー。
すべての常識がくつ替えされ、小学1年生のテストさえ0点になる、この解答こそがディズニーの正義。
正しい答えです。
「陸へ行くわ!」
「私は海がいい」
「え?1stでポジるだろ」
(*1stとは、ディズニーパレードが停止する場所。この場合、ハロゥイーンパレードが止まってダンスショーがはじまる位置。ポジるとはその場所を確保する意)
「だめよ、海のバケツで欲しいのがあるのよ」
(*バケツとはポップコーンを入れるカゴ。期間限定物などは1時間の行列ができるほど人気)
「喧嘩うっとんのか!」
「上等じゃないの」
舞浜駅での、このスムーズな会話こそ、ディズニーでの常識。正しくディズニーを、ご理解しているお二人です。
では、不正解の方。ブログ内容をしっかり頭に叩き込み、どうぞ夢の世界、おっと、ディズニー仲間から『夢と魔法の王国』と言わないと怒られる。
『夢と魔法の王国』お楽しみくださいませ。
夢と魔法の王国へ子どもと行く
かなり大人のかた、たとえば高齢出産で待望のお子様に恵まれた、ほどほど年齢が高い方。さらに孫を喜ばせたいシニア世代の方に申し上げたい。
ディズニーランドは夢と魔法の王国です。
お子さんやお孫さんとディズニーランドで楽しいひとときを過ごしたいとお思いでしょう。
わかります、わかりますよ、その優しいお気持ち。心から共感するだけに、あなたのその無謀さを責めることはできません。
ディズニーという魔界に行く無謀さは、疲労度において富士山頂上への登頂と似ています。
ただ違うのは、誰もが富士山頂上に登るには、それ相応の準備をしますが、ディズニーに行くための準備など考えていないことです。この拭いがたい隔たり。
もう一度、言及しておきます。
ディズニーには魔物が住んでいます。
この魔物は、楽しいとか、面白いとかいう幸福感を与える脳内ホルモン「エンドルフィン」を大量に放出します。
体力が若いころより劣ったあなたのために、ディズニーランドに精通する家族を持つ者として、あらかじめ注意喚起をしておくために書いております。
ただし、老若男女、体力に相当の自信がある方、そして、超人的な忍耐力を持つ方。その両方を兼ね備えた方は、これ以上は読む必要はないと拝察いたします。
先ほどのディズニー基礎編的テストに不合格であったとしても、どうぞ、ひっそりとブログを閉じて、他の有益なブログをお読みくださいまし。
では、アメリッシュ渾身の10のアトラクションをお教えします。どうぞ御覚悟の上、お読みください。
ディズニーランドを楽しむ大人のための10の方法
10位 イッツ・ア・スモールワールド
所用時間:約10分 ファストパス対象
高齢出産、アルアルですが・・・
4歳、5歳くらいの元気いっぱい、疲れたらどこでも寝ちまい、すぐに回復。そして、さらに圧倒的な走りで動きまわる、そんな子どもたちとディズニー行ったお母さん、お父さん。
ご苦労、心からお察しします。
そして、お爺ちゃん、お婆ちゃん。
心ならずも孫にいい顔をしたくて、「よし、次の休みにディズニーランドへ連れてってあげよう」って宣言。
「わーーい。お爺ちゃん、お婆ちゃん、大好き!」
きっと、お孫さん、可愛い顔でウルウルしてますね。
そんな、ご高齢の両親および祖父母のみなさん!
ここでデレデレしてる場合じゃない!
刮目せよ!
ディズニーランド、混みます、おまけに無意味に広いです。
歩くんです、並ぶんです。
私、何度も何度も見てきた経験値から申しあげます。
あちらこちらで、孫のお供で疲れ切ったシニアの皆さまが、派手なディズニーベンチで爆睡なさっている、お姿。
そのご苦労、ご老体に鞭打った結果の最終形態。
涙を誘います。
そんな、お爺ちゃん、お婆ちゃんに最高のアトラクションがこれです。
滝から落っことされる恐怖もなく、いきなり現れる怪物もなく、そして、さらに素晴らしいのは夏は暑くなく、冬も寒くなく、雨にも対応する万能感!
乗っていて完璧に安心なイッツ・ア・スモールワールド!
「ジェットコースターみたいなの乗りたい」などという世迷いごとに負けてはいけません。これこそが最高の疲れた体を休めるアトラクション第1位です。
9位 カリブの海賊
所用時間15分
ディズニーランドに入った孫や子どもを同種の人類と認識してはいけません。
奴らは宇宙人です。
その認識のもとにディズニーランドに来園するべきであって、まさか宇宙人と一緒に自分が楽しもうなんて思ってはいけない場所です。
イッツ・ア・スモールワールドで、ディズニーランドというアトラクションに慣れたなら、同じような平和なアトラクションが「カリブの海賊」です。
ボートに乗っているだけで、例のジャック・スパロウにも会えます。ジョニー・デップファン垂涎です。
米国カリフォルニアのディズニーランドでは、ジョニー本人が人形に混じって立っていたそうで、後に大騒ぎになりました。
なぜ後かっていうと、人形が精巧にできすぎて、ほとんどの観客は本物との差を認識できなかったそうです。だから「本人だって知らせるために苦労した」とジョニーがぼやいてます。
つまり、これはこういうことです。ジャック・スパロウ、人形で十分役目を果たしてます。
キャリバーン5のパイレーツ - ジョニー・デップ驚きディズニーランドのファン!null
8位 ウエスタンリバー鉄道
所用時間:約15分
ディズニーランド初心者には最初に乗る事をお勧めします。
ファストパスを取ってからの空き時間。
とりあえず、ウエスタンワールド、クリッターカントリー、アドベンチャーワールド周辺がおぼろげながらわかります。
なにそのウエスタンなんとかって?
そう思ったあなたに最適な汽車です。レトロです。
特に怖い思いもしないです。
途中、恐竜の世界なんかがあります。
7位 ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション
所用時間:約10分
ウエスタンリバー鉄道に乗車したなら、近くなので、ついでにジャングルクルーズを攻めるのも一手です。
「ジャングルをこよなく愛する、陽気で勇敢な船長のボートに乗って、ゾウやワニ、ライオンなどのさまざまな野生動物たちを観察しながらジャングルを進む探険ツアー」と、公式サイトに書いてあります。
陽気で勇敢な船長のボートって、この船長のアタリ・ハズレで面白さが違うという人力に左右されるアトラクションです。
あるボートでは笑いが絶えず、そして、こっちはし〜〜ん。
しまった、あっちの船長がよかったって後悔するというハズレ船。しかし、お子さまにとっては、それほどの差はありません。むしろ、ハズレのほうが臨場感があります。
拳銃で猛獣を撃ち殺すってイベントがあって。
「バーーン」って。
「皆さんを守ります」って。
拳銃を撃って、カバとかやっつけてくれます。
願わくば、どうか船長、その際に照れておくれよ!
じゃないと、こっちが赤面するしかない。
この作り物シチュエーションで怖がるのマジ無理、大人の対応ができかねて、照れてくれれば笑えます。しかし、子どもは怒ります。
ちなみに、ディズニー有段者は夜に乗船します。
夜のジャングルは、作り物臭さが暗さで隠れ、本当のジャングルに来た雰囲気があり、おすすめです。
5/6位 ビッグサンダー・マウンテンとスプラッシュ・マウンテン
所用時間:約4分 ファストパス対象
所用時間:約10分 ファストパス対象
両方ともジェットコースターです。
まあまあ、こういう乗り物いける方なら頑張ってください。
富士急ハイランドで気を吐く「ええじゃないか」とか、「フジヤマ」とか、はっきり言って拷問としか思えない恐怖のジェットコースターに比べれば、楽なもんです。
これ以外にディズニーには私が決して近寄らない、1回だけ近寄って酷い思いをしたスペースマウンテンという魔界のジェットコースターがあります。
まっ暗闇で好き勝手に振り回されるのが好きというマゾ的性向の持ち主なら、おそらく、これ楽しめるかと。
4位プーさんのハニーハント
所用時間:約4分30秒 ファストパス対象
気まぐれで動くハニーポッド(蜂蜜のつぼ)に乗ってプーさんを追いかけるという、童話の世界のような乗り物です。
ほのぼのしてます。ほのぼのですが、ちょっとバックしてくれたり、思わぬところで右に曲がったり。くるくるしたりしますが、癒しの乗り物です。
3位 モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
所用時間:約4分 ファストパス対象
まだ新しい乗り物なので、結構な確率で並びます。時に3時間の行列を耐える忍耐を必要とします。
つまり、大人より沸点の低い子どもはぐずります。それをあやし、なんとか行き着くと、トラムという乗り物に乗せてくれます。そこまで行くつくだけで疲労困憊。
3時間の忍耐に対して、たったの4分。
つまり、ファストパスを最初に取得すべきアトラクションで、それができて行くのがいい思います。
そして、4分間。
トラムから獲物をフラッシュライトという明かりで照らすという、理解不能の乗り物です。自分がなにをやっているかわからないうちにゴールします。
とりあえず、孫や子どもはよろこんでくれるでしょう。
2位 スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
所用時間:約4分30秒 ファストパス対象
映画「スターウォーズ」の大ファンなんで、これだけは上位にしないとマズイわけです。
大迫力の3D映像です。
乗り物(スタースピーダー)でスターウォーズのツアーに参加できます。
このツアー、何度乗ってもいいかもしれません。
乗るたびにツアーコースが違うんです。
384ルートもあり、まず同じツアーにのる可能性は低いです。
このスターツアーズ、ファストパス対象ですが、乗車できる人数が多いため、例えばピーターパンのような古いアトラクションよりも待ち時間が少なくすむことがあって、おすすめです。
1位 期間限定の特別版『ホーンテッドマンション /ホリデーナイトメアー』
所用時間:約15分 ファストパス対象
ハロウィンシーズンはホーンテッドマンション、通常よりかなりいいんです。
この時期のあとで、通常季節になると間違いなく残念な気分になります。
ハロウィンフェアであって、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス(原題:The Nightmare Before Christmas)』って銘打って、来年の1月5日まで、特別バージョンのホーンティッドマンションになっています。
ツッコミどころ満載です。
ハロウィンからクリスマスまでって、いったいその期間の長さは何よ。
「ビフォア・クリスマス」ってクリスマス前までってことでしょ?
「いやいや、あの、その・・・このオレンジデコレーション評判いいんで」って、ディズニー主催者側の裏の声が聞こえてきます。
あざとく、すべてがオレンジ色にさま変わりしています。デコレーション半端なく美しい。
綺麗です。見る価値あります。
ただ、5歳以下の子どもの場合、基本、お化け屋敷を怖がります。
とくに、最初の部屋にはいり、キャラクターに脅かされたあとに、部屋が沈んでいく、いえ、エレベーターが下がっていくだけなんですが。
怖がりの子は100%泣きます。
周囲の目線に耐えながら、泣く子の対応迫られます。
それでは、夢と魔法の王国ディズニーランド
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして、ディズニー初心者の初々しいあなた!
ご健闘をお祈ります。がんばってください。
CM:次回は、お一人様でのディズニー最高の過ごし方をご紹介します。