【妊娠と結婚と毒親9】婚活女子よ、結婚は女性にとって必要なのか!映画『コレット』が訴えてる。夫次第で不幸になるのは、もうやめようって。
《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。妹の夫とは同級生で破産した彼の財産を守るために、叔母との離婚に手をかす。
《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。優ちゃんの母親、娘を過保護に育てる毒親。結婚に反対していたが妊娠でコロっと変わる。離婚したことを知らない。
結婚は女性にとって必要なものなのか?
最近、こうした記事を立て続けに読んで、ちと驚いてます。
なにせね。昔、女性は結婚するもの、結婚が女の幸せって、そういう価値観だったわけで、でもこれでも明治、大正、昭和初期で考えればマシなんですぜ。
当時の女性の価値、むっちゃ低かったから。
他人の不幸でって、この場合、過去の女性に比べてですが、その当時の女性の地位が低かったから、私はまだマシ、幸せだって考えありえないつうか。
いずれにしろ、不幸なんだよ。
だから比較って不毛なんだよね。
で、私が驚いた記事です。
オハイオ州立大学の調査(1955~1984年既婚者12,373人を対象)
大学の調査によるとね、近年に生まれたものほど、結婚による健康被害が多いんだそうです。
つまり、もう、お爺ちゃんお婆ちゃん世代になりつつある人は結婚によって健康レベルが上昇してるけど・・
しかし、若い女性は逆に結婚によるメリットがないって結果で、ストレスによる健康被害がおきているんだそう。
若くなれば若くなるほど、結婚によるストレスが増大する。
私が読んだ別の記事では。
結婚は男性には健康も含めてメリットがあるが、女性にはないと書いてありました。
現代の女性は働くことが前提です。
過去は専業主婦がいいとされ、働く女性を軽視する傾向にありましたが、今は逆転現象が起きてます。
ある婚活サイトを読みましたが、専業主婦希望の女性。
結婚できません!
高学歴、高収入の女性、高学歴、高収入のハイスペ男性と結婚できます。
これ、かなり前から米国でも起きていた現象で、
専業主婦となる女性は、能力が低いと見られ、能力のある女性は働いています。
その結果、現在おきている現象は、非常に女性にきついです。
結婚する女性は、家事は女性がするという古い価値観に縛られたあげくに、会社でもバリバリ働くことを要求されます。
家事を手伝う男性は多いのですが、あくまで、それは手伝う関係であって、家事の主役は女性。その価値観、相変わらずです。
負担が大きくなって、女性のストレスが多く、病気になってと、この記事はそうした現状を訴えているのです。
家庭も完璧、仕事も完璧。
これでは、女性だけではなく、男性にもストレス要因になりかねません。
『歴史を作るものはペンを持つものよ』byコレット
時代のアイコンだったコレットという女流作家がいました。
自由で奔放な人で、望むままに好きに生きた女に見えます。
実際は疑問ですが。
ベルエポック時代(19世紀から第1次世界大戦までのパリが華やかな時代)に活躍しました。
この時代、女性に対する束縛が多かった。今から考えるとありえないほど多かった。
多くの女性は結婚するしか生活のめどが立たない時代でもあり、そういう時代に、自らの足で立てる経済力と影響力を持った女性です。
そして、今の若い女性は、コレットのように生きることができます。
川の水が流れるように、時代は変化してしまいました。
オハイオ州立大学の研究者が
「結婚による健康メリットが低下したのは、人口動態と文化の傾向が変わったのが原因でしょう」って、小難しいこと書いてます。
これって、昔とは、たとえばコレットの時代、そして、戦前から戦後の時代に比べ、社会構造が劇的に変化したっていうことで、女性の地位が上がることによって、結婚による大きなメリットが減ったということです。
私、結婚と少子化問題で、恐ろしいこと、気づいちゃった
少子化問題、女性の育児の負担を減らすとか、女性にも社会進出の道を増やそうなんて、政府の少子化担当は考えて政策を作ってますが。
これを進めれば進めるほど、女性は自立でき、そして、結婚しなくなる。
少子化問題が解決しないわけだ。
じゃあ、時代に逆行して、女性を家に閉じ込める政策に変換するかって。
あほ!
そんなことできん!
断固反対じゃわ!!
じゃあ、どうする。
今の時代に、結婚のメリットが女性側にないとすると、少子化と結婚を別問題として取り上げるしかなくなるのであって。
結婚しなくても、子どもは持てる。
そして、シングルマザーの貧困問題を解決できる社会へと変換していくしか方法しか考えられないんであります。
で、コレットです。
実は、最初の結婚では自堕落(じだらく)な夫に支配され、彼のゴーストライターとして作品を書く日々に耐えていたんです。
ベストセラーになった夫ヴィリー作「クロディーヌ」は、実は彼女の作品と言われています。
その後、夫婦は時代の寵児としてもてはやされます。
夫はラテン語、ドイツ語などに堪能な知識人であり、音楽評論家、作家としても名声を高めます。
彼には100冊以上の著作ありますが、実は多くのゴーストライターを使って出版したものであり、彼のゴーストライターには、のちに著名な作家になった人も多いです。
彼の最も大きな長所は、稀有な才能を見出す能力だったのかもしれません。
そして、彼の最大の欠点は、その長所をすべて自分の欲望を満たすことに費やしたことであり、自堕落で不幸な結婚から、のちにコレットは『性の解放』を訴え、名作『ジジ』を書き上げます。
コレットの夫、いっそ感服するくらいの清々しいクズです。
13年間も、よくぞ我慢したコレット!
コレットが今の時代に生まれていたら・・・
結婚せずに作家として名声を欲しいままにしたでしょうか。
少なくとも、当時よりも楽に社会に受け入れられたはずです。
彼女は3回の結婚、2回の離婚を繰り返して、最終的に62歳で17歳年下のグドケと幸福な結婚生活に至りました。
ディズニーシーからの無事帰還
さて、心ならずもディズニーシーを堪能した私のほうは。
ソアリンの魔法に夢見心地になってからの〜〜〜ぉ!
オババの一言。
「明日はどうするかな」
「このまま永久にディズニーに足止めくらうんでしょうか」
「ま、そっかな」
ないないないないない〜〜〜!
「マジですか」
「そろそろ1年パスが消えようとしているから、そこが問題であって」
え? 1年パス、お持ちであったんですか。てか、1年パスって、普通、もうちょっと近くに住む人、例えば浦安在住とかの人が買うものって、私、勝手に思っていたわけで。
「おや、アメ。今日もそれで入場しておろう」
「あんのぉ、いただくままにパスを使って」
「甘い! 甘いぞ、家族全員のパス。常時、ここに持っておる」
「か、家族、全員とは・・・。で、その範囲は」
「アメ家族と私だ」
「お義父さんは」
「あれは釣りが趣味じゃ。ディズニーシーに来てもゴンドラから釣り糸たらしそうで、怖くて連れてこれん」
さすが、オババの夫!
回避術、ハンパない。
「しかし、いくらなんでも。これ以上は」
「ま、よかろう。とりあえず、ソアリンは堪能した。また、人が少なくなったら来ようぞ。・・・そういえば、九州のディズニー列車が」
ま、まったぁー!
それ待った!
私、思わず手を挙げた。
「どうした、いきなり」
「いえ、なんだか空耳が、叔母さんが来てるような」
「アホな」
いえ、叔母さん。来ていただこう。そして、オババと一戦していただきたい!
私にゃあ、役不足。
いくらなんでも、ディズニーのために九州までいって、ディズニー列車乗る気ないから。
叔母、召喚!!
「いけません。これはいけません。早く逃げましょう」
「いったい、どうした、アメ」
「帰る時刻です。ほら、花火が盛大に」
時刻は午後8時半。ディズニーランドの花火が上がり、ディズニーシーからも見えます。
「そろそろ帰らないと、車の渋滞に巻き込まれて大変なことに」
「そうか。まあ、そうかも」
オババ、名残惜しそうな顔をしてますが、強引に連れて帰りました。
とりあえず、今日は1日、ディズニーを満喫したのですが。
さて、ディズニー勝負、朝だけじゃないんで、帰りの電車、バス、この混雑はまだいいです。しかし、激混み日の車の渋滞だけは、いただけません。
閉園までいたら、もう1泊ホテルに泊まったほうがいいほどの渋滞。
疲れた体に、渋滞運転なんて、そりゃ発狂しそうな苦役であります。
to be continued
映画『コレット』
2018年制作、日本公開は2019年5月。
主演:キーラ・ナイトレイ
フランス人作家。1873年生まれ。シャネルに愛され、オードリー・ヘップバーンを見出したベストセラー作家です。
ベルエポック時代、シドニー=ガブリエル・コレットは14歳年上の作家ヴィリー(本名アンリ・ゴーティエ=ヴィラール)と結婚しました。
この映画は彼との結婚から決別までが描かれています。
代表作は『ジジ』。映像化にあたり、オードリーを抜擢して、のちのスターになる礎を築いた話は有名です。
バイセクシャルで、「性の解放」を訴えたことでも有名なコレット。
しかし、そうした活躍について映画では描かれていません。
浮気ばかりの浪費家夫でコレットを支配する、そんな夫のクズっぷりが見事に描写されてます。
コレットの衣装、ファッション的にも息を飲む美しさであり、センスがあって、この映画の見所の一つです。