アメリッシュガーデン改

姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

【毒親から結婚の道 5】未来に残したいオババのノンフィクション人生。映画『最強のふたり』は私のブログテーマなんです

《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。

《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。娘を溺愛し結婚に反対。娘が駆け落ちすると、今度は婚約者に、これまでの養育費10億円払えと無理難題。

《優ちゃん》叔母のひとり娘、39歳。婚活アプリで知り合った太郎と熱愛、過保護母に結婚の邪魔をされ、太郎と駆け落ち、結婚する予定。

《太郎》35歳。高校時代に親を亡くし、一人で農家を切り盛する勤労青年。

 

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オババの墓碑銘を建立するとしたら、こう書き記します。

 

『世に出ることもなく、人知れず塵となって消えた女傑、ここに眠る』

 

戦中から戦後の時代、オババのような人にとっては、生まれた時期も、生まれた場所も、生まれた家も悪かったのであって・・・

 

例えば、源頼朝の妻北条政子です。

頼朝の死後、源家および北条家を取り仕切った尼将軍で、女傑として歴史に名を残しました。

 

日本史の教科書には

北条政子鎌倉時代源頼朝の妻になり、頼朝の死後、政子の生家である北条氏が実権をにぎった」という面白くもない記述で紹介されていますが。

 

実際は、浮気相手の家を家来を使って完膚なきまでぶっ壊した、豪快な女傑で、そりゃ、今なら重機で愛人宅を更地にするようなもんです。

 

頼朝が苦虫噛み潰しながらも、家来の手前、平気な顔してたんじゃないかって、ほくそ笑みたくなります。

 

仮定です。

政子が終戦間際に庶民の家で生まれ、終戦直後に貧しい子ども時代を過ごし、女性は家を守るという規律で成長したなら、普通の専業主婦として生きていた事でしょう。

 

そういう時期、そういう生まれ、そういう場所という事こそ、運命かもしれません。

 

オババは女傑です。

なりそこねた北条政子です。

 

ときどき、私はオババを見て、うら悲しい気分になることがあって

生まれる場所と生まれる時を間違え、その膨大なエネルギーを持て余しているのだろうと。

 

そのオババが、あの男と呼ぶ、妹の夫。

 

私にとっては義理の叔父にあたります。

その関係は謎めいているって、私、悟っちゃったんであって、

うどんを口に入れたまま、つい口走っちゃったんであります。

 

「ふにゃじさんって、どんなゃ、ふにゃ?」

 

「うどんを胃に押し込んでから、もう一度、いいなさい」

 

いや、このうどん、イケてるから!

 

手でおろした試練の大根おろし、いい仕事している。もったいないなんて思いながら、大急ぎでうどんを押し込みました。

私は口元を手の甲でぬぐって、

 

「叔父さんって、どんな人です?」って再び聞きました。

 

午後7時を過ぎ、外は暗くなり、周囲では物音一つしません。

 

「ま、一言で言えば、いけ好かない男ですよ」

 

オババ、片方の口もとを皮肉にあげて笑いました。得意の鏡の前で練習したハリソン・フォードの皮肉笑いです。

 

「あの男は、私の高校時代の同級生でね。頭はキレましたが、不良でしたね。まあ、女子にモテましたよ。当時は不良、一番人気でしたから。運動神経は抜群で、本気で走れば学校で一番。でも走らない。体育祭をすっぽかして、どっか悪いところへ行くような、そんな男子生徒でね」

 

叔父とオババが同級生って、それは初耳でした。

 

「遊んでいたわりに、受験ではサクっと難関大学に合格して、なにしても嫌味な男です」

 

オババはあまり人の悪口を言わない、言うときは直接、本人に向かう。

その犠牲者は私であって、さんざん言われてはいるが、サラっとしているので後味は悪くない。

またぁ〜〜ってな気持ちでトイレで水に流す、てか流さんとやってけない。

トイレ大忙しです。

 

だから、驚きました。

 

オババの声にいくばくかの憎しみを感じたからです。

 

厄介な妹、私にとっての叔母ですが、彼女をないがしろにして、浮気している叔父は、自宅に帰ってこない。

そんな叔父に、何か、一定以上の含みがあると感じたわけです。

 

女の勘、鋭いんです。

男たちよ!

妻という種族は、浮気をした場合、必ず発見します。

その後の対応が違うだけです。

黙って包丁を研いでるか、あるいは、泣き叫ぶか。

 

・・・

 

「あの男は」と、オババが言ったとき玄関で鍵が外れる音がしました。

 

オババの家のキッチンは玄関を入って、廊下を経て、

手前にキッチンがあり、その先は畳敷きの客間です。

 

魚の生臭い匂いがしたと思ったらオジジが帰ってきました。

 

「あら、早かったわね、うどんがありますよ」ってオババ。

「こんばんは」と私。

 だから、叔父について、それ以上は聞けなかったのです。

それを境に自宅に帰りました。

 

聞きたかったのかって。

トーゼン。

だって、噂ばなしってスィーツでしょ?

ぜったい止められない。

とくに姑の過去で胡散臭そうな話って、むっちゃ興味があるから。

 

優ちゃんと太郎くんの今後も大事ですが、私、同じレベルでオババの過去を知りたくなりました。

 

で、聞いたんですよ。

この場合、一番知っているだろう、そして、オババと最も親しい男に

 

「ねぇ、オババと叔父さん、同級生だったんだって?」

 

オババの息子であり、私の夫という1人二役のボケ!

 

「へぇ、そうだったのか」って

 

ほんっと、役に立たん!!

 

to be continued

 

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映画『最強のふたり』わたし的、2012年のベスト映画

 

大富豪の障害者とスラム街に住む黒人。

この二人が雇用関係を通してぶつかりあいながらも、友情を深め、最強のふたりになっていく物語です。

 

ありそうもない話って思いますが、実話を元にした映画です。フランスで歴代3位の興行収入を得たノンフィクション映画で、後味のいい、おすすめの映画で。

 

笑いながら泣ける!

 

そんな私のブログテーマのような映画。

この映画の10分の1でも書くことができれば、幸せなんだな。

がんばります!

 

今のフランスの現実を知るにも良い映画です。

 

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九州で豪雨というニュースを見ました。

12万人のかたに避難勧告とのこと、鹿児島、熊本、宮崎の皆さま、

ご無事をお祈りしています。

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