自主企画という面白さ
小説サイト「カクヨム」のお話です。
ご興味のない方はスルーしてくださいませ。
さて、「カクヨム」には、物語を書いている方々が、それぞれ自分たちで企画を作っています。
そのひとつに「筆致は物語を超えるかー空を走る」という企画がありました。
この企画は、ゆあん様という方が運営しており、多くの方が参加しています。
それで怖いもの知らずの私。
短編を書いて参加した次第です。
自主企画「筆致は物語を超えるか」の内容
『「同じ物語を、別の作者が書いたら面白くできるのか」
「月並のプロットでも、書き方によって名作にできるのか」
という、筆致の可能性を追求、共有することを目的としています
伝え方によって伝わり方が変わるように、書き手によってその物語も様変わりするはず。
同じ物語ならば、その違いを具体的に発見でき、上達できるはず。
そんな、書き手のアイディアと手腕(筆致)を存分に発揮して頂けるのが、本企画となります。
作品内容(あらすじ)
■作品名
「空に走る」
■登場人物
詞が亡くなり、無気力になっていた。
・詞(つかさ)
死去。葵のパートナーだった。
■あらすじ時系列・詳細解説
①走る
・葵と詞は共に走ることに命を燃やしていた。
→ここで言う「走る」は陸上などの競技から、バイク、車、精神的なもの、その他の解釈を許可します。
②詞の死去
・死去は葵にとっては突然のことだった。一方、詞は死期を予期していた。
・死はそれなりに最近を想定しているが、死別と現時点までにどれほど時間があっても良い
③気力を失っている
・パートナーを失ったことで、葵は目標を失ってしまう。本気で取り組むことができなくなっていた
④手紙が届く
・詞は自分がいなくなることで葵が気力を失ってしまうことを予期していた。そのため、言葉では伝えられないことを、手紙に託した。
⑤再び走ることを決意する
・かつて二人で目指していた舞台へ、もう一度目指すことを決意する
・それは手紙の内容によって葵の心が揺さぶられたから、思い出したから。
⑤再び走り出す
⑥日照り雨
・お天気雨。晴れているにも関わらず、雨が降っている状態
・お天気であるということは、葵の舞台にとって最高の状態
・⑤のシーンは一回である必要はなく、都合、この⑥のシーンも、決心直後なのか、あるいは舞台でなのか、どちらでも良い』(企画サイトより抜粋)
おおまかに言えば、上記の縛りで書く企画です。これをアメ風に拡大解釈、書いてみました。
どう考えても悲劇しか考えられないストーリーで、
笑いをとる!
アメですから!
ご興味あれば、お読みいただければ嬉しいです。