アメリッシュガーデン改

姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

Happy New Year! 良いお年を♡

あけましておめでとうございます。

 

昨年は、カクヨムに冒険に出てしまい、あまりブログを書くことができず、皆さまとお会いできずに、ちょっと寂しかったです。

 

寒さが厳しいですね。でも、寒さにめげず、がんばってくださいませ。

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あけましておめでとうございます。

 

今年もどうぞよろくしお願いいたします。

アメたぬき♡

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だるころさんに描いたいただいて、たぬき。ぽんぽこ〜〜

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カクヨムで描いてもらった、アメたぬき♡

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新しく書いてくださった、アメたぬきシスターバージョン、ミステリー「聖女と悪魔」より


 

新作、お正月に似合わないミステリーですが、お読みいただければ嬉しいです。

 

 

プロローグです。 

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【小説】 聖女と悪魔

〜修道長マザー天神ノ宮の朝は祈りからはじまる〜

 

 ゆうらり、ゆらうり、ゆらり……。

 

 目の前を白い煙のような形がゆれて、フワっと誘うように飛んだ。
 マザー天神ノ宮和子は、はっとして修道院の堅いベッドのなかで目覚めた。木の枝が激しく窓を叩いている。

 

 冬の嵐であった。
 前日の夕暮れから、十一月末には珍しい竜巻が起こり、深夜には雨と風が激しさを増している。
 マザーは、ゆっくりと上半身を起こした。老いた身体には気圧の変化が辛い。ベッド脇のサイドテーブルにある時計を、見るともなく眺めると……。

 

 午前二時。

 

「どうしたのでしょうか? イエスさま。なにか、わたくしに語りかけたい、お人でもいらっしゃるのでしょうか」

 

 彼女は上半身を起こしたまま、手作りした灰色のニットケープを肩に巻いてから、壁際に掛けられたイエス像に祈った。
 マザーの祈りに呼応するよう、ふいに突風が窓を叩き、ギシッと、外で木の枝が折れる音が響いた。

 

―――と、自然に一粒の涙がこぼれて、ベッドリネンを汚す。
 彼女は、老いてなお美しい白い指を頬にあてると、不思議そうに、その涙の道筋をぬぐった。

 

「年を取りましたね、イエスさま」

マザーは穏やかに微笑んだ。


✳︎   ✳︎   ✳︎


 同時刻、県警捜査一課のビン底、地獄部屋にすくう悪魔。

 警視正阿久道誉が、カッと目を見開き正面を見据えた。彼の眉間に寄った皺が深く沈み、その窪んだ目が細く縮まった。そして、正体不明の深淵を覗き込むように宙をさまよった。


(続きは下記に掲載しております)

 

kakuyomu.jp

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