アメリッシュガーデン改

姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

【結婚と毒親 18】映画で探す、『最高の人生の見つけ方』。本気か?そんなドラマチック、望んでないから

《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。

《叔母》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。娘を溺愛し結婚に反対。

《優ちゃん》叔母のひとり娘。39歳。婚活アプリで知り合った太郎と熱愛、過保護母に結婚の邪魔をされている。

《太郎》35歳。高校時代に親を亡くし、一人で農家を切り盛する中卒の勤労青年。

 

 💠    💠    💠

 

ドキュメント番組で宇宙を語るモーガン・フリーマン、シャイニングで斧振り回して変顔するジャック・ニコルソン

この二人の名優が共演した映画が『最高の人生の見つけ方』でした。

 

なんと、この秋、吉永小百合さんと天海祐希さんコンビでリメイクされるそうです。

 

老齢で余命6ヶ月を宣告された2人が、人生の最後に笑って過ごす。

老人のたくましさとペーソスに満ちた素晴らしい映画でした。

日本版のリメイクか、ちょっと楽しみです。

 

そして、オババの庭には、元気な老人たちが集まっていたのです。

ペーソスなし、たくましさ120パーセント!

最高の人生を今、謳歌しようとしているのか

大声で笑うわ、しゃべるわ。

 

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前回のブログで、叔母の邪魔で会えなかった二人。強引に再会させて

まあ、そんなご想像通りの雰囲気になりしまして

その結果、夜の道路で恋愛オーラ、思いっきり溢れているわけです。

 

アメリッシュ、やりきった感で二人っきりにするという

そういう配慮を忘れちゃっており

 

だってね。あのドジで亀で、なんもできない優ちゃんが、

それこそ、走っていって

そして、そこで映画のヒロインみたく太郎くんと見つめあっているわけです

 

もう、忘れちまった美しい情景があったわけで。

私は、それを見たかったんであります

どうせ、二人とも、お互いの姿しか見えていませんし

少しはいいだろって、ギャラリーがいようがいまいが、

 

それから、理性を取り戻して

やっぱ、ダメでしょうって思い直した。

 

大人なんだから、配慮って大事でしょうって、

で、オババの家に戻ろうと振り返ったわけ

 

おおおおお・・・・・・、

 

ギャラリー、いすぎ!

いすぎだから、ギャラリー!

 

庭の垣根から覗いているわ、門からはみ出さんばかりに見てる羽バアもいれば

まるで満員電車に乗りこもうと必死のサラリーマンみたく、

押し合いながら、こっちを凝視しているわけで

 

お、おう。

 

どうする?

どうしたらいい?

 

「キスじゃ!」と、誰かが小さく指示しました

「こらあ。はしたない」

「うんなこと言うて」

私が振り返ったのを合図に理性が吹っ飛んだというか

まあ、うるさいのなんの。

 

私、再び優ちゃんたちを振り返りました。

 

と、ふたり、呆然とこちらを見ています。

ロマンスが一瞬でコメディ感満載。

 

その時、悲鳴のような声が響きわたりました

 

「なに、やってんの〜〜〜! 優子!!」

 

なにって、こっちが聞きたい。

ほら、みよ、叔母に気づかれちゃったじゃないか!

 

そいでもって、叔母、必死なんです。

優ちゃんに向かってこようとして

ジタバタ、まるでドタバタコメディの様相で

ギャラリーを蹴散らして、こっち側へ・・・

 

愉快な老人の仲間たちも、一応は叔母を止めようとしています。

叔母が老人たちに挟まれて、もがいてます。

必死の抵抗!

しかし、叔母の狂気にさすがの30人の婆さん爺さんも耐えきれません。

 

うわ〜〜

もう出てきちゃったじゃない、

 

好奇心の塊みたいな老人会のみなさん!

なんで、ここで、この最後って場面で、ミスってんの。

 

普通の人より長く生きてんだから

『終わりよければ全てよし』って、こと知らんのかい

その意味は、終わり悪けりゃ、全て無駄ってこと!

 

なんで静かに家のなかで誕生日会できなかったのよぉ!

 

叔母、転びかけながらも、こっちに向かっている

 

顔、般若です。

 

全てがこの瞬間、ぶち壊しになっちまった。

 

招待状のカードまで作って

二人を秘密裏に引き合せようとがんばった結果が、

 

衆目監視のラブシーンで、叔母が気づいちまった。 

これまでの緻密な計画、いったいアレはなんだったの。

 

私・・・

怒ってます

スゴーーく

怒り狂ってます

 

で、何したかって。

時々、ていうか、いつもか。

考える前に行動しちゃうんです、ある沸点を境界に。

・・・そして、何度、痛い目にあったことか。

 

優ちゃんと太郎くんのところに駆け戻りました。

そして、トラックの運転台に乗り込むと、

鷹のような声で命令しました。

 

「乗れ!」

「は?」

「早く、荷台に乗れ!」

 

太郎くん、状況を察したのか、優ちゃんを抱きかかえて荷台に乗せました。

トラックのエンジンはかかったままです。

 

よかった。

でなけりゃ、こんなトラック、運転できねぇ。

「おっし、行けえ!」って誰かが、しゃがれ声で叫んでます

 

叔母が転びそうになりながら、

ものすごい形相で迫ってきて

 

言われんでも行くわい!

 

私、バックにギアチェンジして、

その叔母の鬼の形相から逃げるため、ひたすらバックしました。

 

怖い!

もう怖すぎる!

 

逃げるから、もう全速で逃げるで

だって、叔母、髪がさ。

もともと天パーみたいにクルクルだけど、

その髪が額に落ちて、そして、いい具合にくっついて、

まるでスリラーのマイケルなわけ

怖いよ〜〜〜。リアルスリラー、リアルマイケルって。

特殊メイクなしで、もうスリラー

 

最初はね、優ちゃんたちを二人って逃げたけど

もう、その時には、自分が逃げてた!

 

広い場所までバックして、そこでUターン。

叔母の顔が消えた瞬間、ほっとしてアクセルをふかしました。

 

なにやってんだ私って、すごく後悔しながら、アクセルふかしてた。

目の奥には叔母のスリラー顔と、その向こう側に、唖然とした夫の顔が残っていました。

 

 💠    💠    💠

 

80歳超えの幸福感

人間、80歳を超えると幸福感に満たされるという科学的検証ってやつを、読んだことがあります。

 

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 出典:権藤泰之氏による「学際研究による老年社会化学からの健康長寿へのアプローチ」(日本老年医学会雑誌51巻より:70歳から90歳代2300人の分析結果)

  

確かに、ご長寿の方の、「毎日が楽しい」ってコメントをニュースで見ます。

テレビだからの発言だと思っていましたが、本心なのかも。

 

健康で長寿、そして、80歳超え。

憂いが消えて、楽しい日々かもしれません。

今はそれどこじゃないですが。

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