【あおによし奈良】鹿の写真でドラマ『鹿男あおによし』の気持ちになった、夏の思い出
今週のお題「夏を振り返る」
夏が終わって、私、少しだけ疑問に思っていることがあります。
自宅の体重計です。
どうも毎回、測るたびに増えて行くという、持ち主の神経を逆立てるシロモノなんですが、気持ちがパッと晴れ上がるような解決方法がありました。
壊れている、、、(と思う)!
そうだ、そういうことなら、仕方がない。
体重計が悪かった。
理由がわかって幸せです!
ちなみに、この体重計、乗る人によっては数字を下げたりします。
相手によって態度を変える、人間なら最も嫌われる性格です。
しばく!!
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奈良と鹿
あおによし 奈良の都は 鹿ばかり 横断歩道を いま渡るなり
(アメリッシュ替え歌:『あおによし 奈良の都は さく花の におうがごとく いま盛りなり』万葉集より)
この5日間、
奈良から京都と、ついつい時代を遡って、なぜか平城京から平安京へと旅をしてまいりました。
この、クソ暑いのに。
なんでまた、
このクソッ暑い奈良と京都かって、
いやいや、ちと関西方面に、用がございやして、ついでにって旅したわけで。
で、その思い出の写真であります。
すみません。今日はそれだけのことであります。
奈良です!
鹿がね、もう、鹿でした。
奈良イコール鹿です。それ以外にも、いろいろあるんでしょうが、平城京時代なんて、飛鳥時代なんて、もっとも好きな時代なんですが、今日は鹿であります。
強烈でした。
ここに鹿がいて、観光客に愛想をふりまいています。
しかし、愛想振りまく相手は鹿なりに限定してます。
鹿せんべい持ってる人だけです。
鹿せんべい欲しくて近づいてくれるんであります。
そんな鹿せんべいが、欲しい鹿ばかりのなか、たった一人、
否、たった1匹、たそがれて五重の塔の前にいた鹿の酋(おさ)。
五重の塔の前で、暑さのせいか、日陰でたそがれている鹿。
いい味だしています。
こっち向け、って念じてみました。
神の啓示は?
心からテレパシーを送ってみましたが無視されました。
た、たしか、万城目学氏の小説原作のドラマ
『鹿男あおによし』では、
つぶらな瞳で話しかけてくるはず。
「おい!」
って、いきなり声かけてくるはずですが、なかった。
私、鹿の使番じゃなかったようで・・・
で、酋ではない別の鹿が、近づいてきたんです。
つぶらな瞳で訴えかけてきました。
『もしかして、せんべい、もってる?』
視線、そういう鹿心の訴えでした。
『もってない』
『ふん! このケチ!』
『神の使い、賄賂を要求すな』
てな、心の交流が数分続いて
そして、
ソッポを向いてしまった鹿。
せちがらい。
なぜか、ずっとこの位置に、石塔のあいだに鹿、挟まっていました。
実は1時間まえにも通りすぎたけど、やはり挟まっていました。
ずっと、挟まっています。
降りてきて、別の鹿のように鹿せんべいを得たくないのかと思っていたら、
この鹿、実は、ものすごい戦略鹿。
石塔に挟まって動かないので、かえって観光客が、コヤツに集まって、せんべいを与えてました。
『石塔の間の動かずの鹿』と命名してみました。
次に出会ったのが、横断歩道の鹿たち。
驚いたことに、鹿、横断歩道で待ってます。
信号が青になったら渡っていました。
奈良の鹿、すごいです。
慣れてます。
文明化しています。
どっかのヤンチャな幼稚園生より、よほど賢いです。
飛び出しません!
で、道路で見た看板。
『鹿の飛び出し注意』と書いてありますが、どこからも飛び出してきませんでした。賢い奴らです。
強いていえば、自転車が飛び出していました。
私です。
君らは、ただ、せんべいのために生きているのか。
それとも、神の使いなのか。
信号で自転車を止め、ひたすら考えていたクソ暑い午後のひとときでした。
翌日は京都にいました。
京都の日本料理店で、あまりに面白いトレイを見たので、撮影した奇跡の一枚が下の写真。
京、1200年の歴史です。
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ドラマ 『鹿男あおによし』
放送期間:2008年1月17日~3月20日
超簡単なあらすじ
60年に一度、ナマズの暴れる時に、ヒミコにもらった鏡でナマズのネジを締めなければ、日本は滅亡する。
そのネジを締めるために、鹿とネズミと狐が永きにわたり、日本を守っているってお話で、ごくごく普通の男性が、なぜか奈良で、日本を守る鹿から使番に任命されます。鹿、どすのきいた声でしゃべってきます。
「おい!」って声をかけてきます。
日本滅亡を救うべく、使番は頑張るってなお話で、狐の見張り番とネズミの見張り番とか、もう奇妙な話なんです。
なにそれ?ってな物語です。
そうです、安心の万城目ワールド。
ほんと面白いです、小説も最高です。
私、万城目さんの小説、おそらく全部読んでます。
ドラマもよかったです。
ついでと言ってはなんですが、ドラマでは19歳の多部未華子さんが光を放っていました。高校生の役ですが、すでに貫禄があります。