アメリッシュガーデン改

姑オババと親戚の物語をブログで綴ってちいさなディズニーランドを目指してる・・・、な〜〜んてな

戦国時代、ブラック企業に務めると社員も怖いが標準。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』【異世界転生 5:明智光秀と織田信長】

今週のお題「戦国時代に兵士として成長」

登場人物:オババは私の姑。ディズニー狂で元気一杯の76歳。以前の【結婚と毒親】シリーズでは、多くのオババファンができました。そして、今回は戦国時代に意識が飛び、他人の身体をアバターとして生きるオババ&アメリッシュのお話です。

 

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本能寺の変で焼失した坂本城に似た城

(前回までのお話:戦国時代の母娘カネとマツの意識と交換した私と姑オババ。アバターであるカネとマツを生かすため兵隊になる決意をして、明智光秀が築城したばかりの坂本城ヘ行った。そこでトミが仕切る女部隊に入る)

 

小荷駄隊という補給部隊

 

トミが仲間らしい3人の女たちを指さしたけど、その様子が、なんだかちょっと卑猥(ひわい)な感じがしたんだ。トミは体が大きく着物の脇から大きな乳が丸見えだった。

「オラが小頭(こがしら)のトミだ。おう、みんな新しいのが入る。なんだっけ名前は」

坂本村のカネとアメ・・じゃない、マチです」

「そうそう、カネとマチ。そして、そこのちっちゃいのがハマや」

ハマと呼ばれた女は小柄で、現代だったら小学生くらいにしか見えないし、実際に小学生なのかもしれない。

もちろん、戦国時代に児童保護法案なんてないし、そんなこと言ったら笑われちゃうだろうけど、でも痛ましく思った。それは私だけじゃなくて、オババもで眉をしかめていた。

 

「その奥にいるのが、カズとヨシ」

「こんにちは」とオババが言った。

「あんた、年食ってるが大丈夫か」と、ちゃきちゃきした話し方でヨシと呼ばれた女が言ったんだよ、オババに向かって、もう怖いもの知らずだと思うよ、現代なら。

そのヨシはひょろっとした体系で、キツネ目の顔に特徴があり、そして、その細い目を神経質そうにまばたきしている。

いかにも性格が悪そう。初対面から苦手だとわかった。そういう人っているでしょ、最初から肌が合わないと感じる相手って。

そして、大抵の場合、向こうもそう思っていることが多い。残念だけどね。

「ダテに年は食っとらん」

オババ、相変わらずの前向き発言。オババはそういう人だから、どんな状況でもめげないで先を見る人なんだよ。

「そりゃ、頼もしいな」とトミが言った。

カズのほうは、ただ微笑んでいた。

その笑顔に、私、なんか涙が出そうになっていた。

この世界で私たちに微笑みかけた初めての人間だからと気づいたからなんだ。

「それから」

トミが奥のほうに視線を向けた。

しかし、そこには誰もいない・・・、いないはずだけど。暗くて見えないだけかもしれない。暗い中に何かが潜み息をしている。と思った瞬間、不気味な気配を感じて、ぞっとした。

「奥にいるのが、テン。最初に言っとくがテンに声をかけるなや。命が惜しけりゃな。これで全員、小荷駄隊のホ組や」

「小荷駄隊のホ組?」

「ここではオラ達みたいな兵は、イロハで分けられてるんや」と、言ってトミは不器用に太い指を折りながら数えた。

「イロハニホ・・・、5番目の組や」

「主になにをするんですか」

「戦場まで荷物を運ぶのが役目やな」

「それで、私たちがホ組に入ったということですか」

「そうだ、今んところ5人だが、前は7人だった。2人はいりゃ7人組にもどるって寸法や」

戦場で逃げると罰則があると聞いたが、2人足りないということは逃げたのだろうか。

「2人は逃げたんですか」

「そりゃ、あれよ、死んだ」

オババと思わず顔を合わせてしまった。

「大丈夫や。そんな簡単に人は死なねぇ。あれは運が悪かったんや。荷馬車の輪っかが壊れてな、その下敷きになっただけや」

いえ、十分、怖いです。

「じゃ、あんたら、あの武具を使いな、すぐに出かける」

その武具とやらは、彼らが座っている片隅に無造作に放置されていた。

汚れた武具が数名分、そこにあったんだ。

「アメ、あれは、たぶん、死んだ者の残りものだろう」

「そのようです」

「やり方わかるか?」

胴囲と足につける具足など、なんとか周囲を見て身につけてる間に、伝令が届いた。

「ホ組、荷が揃った。出れるか」

「へ、いつでも。あ、それと、あそこの二人。うちであづかるんで」

「名前は」

「おい」と、トミが聞いた。

「名前なんだっけ」

坂本村のカネとアメじゃない、マチ」

「だそうだ」

「わかった。つけとく、じゃ、よろしくな」

「おう! 仕事や、張り切って行くぜ」

威勢のよい声に、座っていた女たちが、よっこらしょって立ち上がった。

と、背後から奇妙な気配がしたんだよ。

 

はじめて最後の仲間テンが暗闇から出て来た。

 

中背で細い体つき、顔は美しい。雑兵などしているような顔ではないと思った。なぜかわからないけど。いっそ気高いような雰囲気で、そして、恐ろしかった、とても恐ろしかった。

 

静かに歩いているだけなんだけど、

現代なら、プロダンサーというか、足音がなく、猫科の動物のように、しなやかな所作に全く無駄がない動き。幼いころから鍛錬に鍛錬を重ねなきゃできないだろう歩き方というか。

思わず、その優雅さに魅入ると、ふいに、首筋に冷たい金属が触れた。

 

「死にたいか」

冷たい氷のような低い声だった。

い、いつのまにか、テンが背後にいた。

 

首筋に触れた刃? いや、違うと言って、誰か。

刃じゃないよね。きっと違うよね。

足が震えている。

 

「やめなさい!」

オババの声には迫力ある。普通の人なら、この声にビビる。でもテンはちがったんだ。なんにも動じない。

「この子は、あなたに危害を加えない。ただ、見てただけじゃないですか」

 

「ん? あんたも、死にたいか」

 

低い声が唸るように耳元で聞こえた。まるで、ヒョウかライオンが威嚇するような、細い静かな全く感情の失せた声。サイコパスって、こういう人間じゃないだろうか。

 

「テン、遊んでないで、行くぞ」

 

トミの野太い声に首筋の嫌な感触が消える、と、すでに、テンは先を歩いていた。音がしない。彼女の周囲だけ、全く音が消えている。

 「アメ」

膝ががくがくした。まったくもって、こんな思い2度としたくないって、ディズニーランドで間違って乗ってしまったスペースマウンテンを降りた後みたいで、膝がガクガクして倒れそうだったんだ。

「大きく息を吐いて出す」

「はい」

「大丈夫か」

「スペースマウンテンより怖かった」

そう言うと、オババが笑った。

「あの時のアメ。真っ青な顔で声をかけるなって怒鳴っていたが、今は怒鳴る気力もなさそうだな」

「なんの! こうなったらリアル明智光秀、リアル織田信長に会うまでは生きてみせる」

「おお、そのいきだ。さ、行くよ。それにな、アメ、この体が、私は気に入っている」

「オババ」

「動きやすいし、軽い。若いって、こんなに体が軽かったんだな」

「それは・・・、私もですが、それに、私の20歳より、ずっと軽いです。鍛えかたが違うんでしょうね」

「生活が基本、鍛える方向だということだろう。現代人は贅沢に慣れすぎた。私の若いころから比べてもそうだ。それから類推すれば、楽じゃないぞ、これから」

「確かに」

「だが、強みもある」

「知識!」

二人で同時に言ったんだ。思わず笑みがこぼれたね。

「そう、私たちは小学校から学んできた贅沢な知識がある。この時代の人間は地球が丸いことも知らない。日本地図も知らない。きっとそれが力になるはずだ。その上にこの頑健な体」

「やってやりましょう」

「そのイキだ」

オババと・・・

そうだ、私は一人ではないんだ。

この時ほど、私、自分が一人じゃないってことに安心感を覚えたことはなかったんだ。

 

・・・つづく

 

*内容は歴史的事実を元にしたフィクションです。

*歴史上の登場人物の年齢については不詳なことが多く、一般的に流通している年齢などで書いています。

*歴史的内容については、一応、持っている資料などで確認していますが、間違っていましたらごめんなさい。

参考資料:#『信長公記太田牛一著#『日本史』ルイス・フロイス著#『惟任退治記』大村由己著#『軍事の日本史』本郷和人著#『黄金の日本史』加藤廣著#『日本史のツボ』本郷和人著#『歴史の見かた』和歌森太郎著#『村上海賊の娘』和田竜著#『信長』坂口安吾著#『日本の歴史』杉山博著#『雑兵足軽たちの戦い』東郷隆著#『骨が語る日本史』鈴木尚著(馬場悠男解説)#『夜這いの民俗学赤松啓介著ほか多数

 

NHK大河ドラマ麒麟がくる』沢尻問題でてんやわんや

 

現在放送中の大河「いだてん~東京オリムピック噺~」でも、ピエール瀧(52)逮捕により撮り直しとなりましたが、「麒麟がくる」も、その方向で準備しているようです。大河ドラマ2連続で取り直しって気の毒な状態です。

 

ただ、沢尻エリカは「いだてん」のピエール瀧よりも出演時間が長く、ヒロインに近い存在だそうです。やはり、こういうニュースが漏れてくるところをみると、沢尻演じる帰蝶は、光秀の恋の相手として描く予定だったのでしょうか。

 

とすれば、第1話から毎回、出演でしょう。

ニュースによれば沢尻さんの出演場面は来年3月までの10話を撮り終えたいたそうです。

代役探しもヒロインとなれば困難が予想できます。女優のスケジュールを1年押さえる必要もあり、急遽、見つけるって、そして、10話撮りなおしするって、解体した億単位のセットも組み直しって、どんだけ無茶な計画なんでしょうか。

 

現場の人、胃を壊すな。 

もう、応援している、がんばれ!

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