【妊娠と結婚と毒親3】妊活女子よ、英国では高齢出産が普通になった。でもって、映画『母という名の女』は毒親度マックス
《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。妹の夫とは同級生
《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。優ちゃんの母親、娘を過保護に育て離したくない毒親。太郎くんとの結婚に大反対中。
《優ちゃん》叔母のひとり娘、39歳。婚活アプリで知り合った太郎と熱愛、過保護母に結婚の邪魔をされ、太郎と駆け落ち。妊娠が発覚。
《太郎》35歳。高校時代に親を亡くし、一人で農家を切り盛する勤労青年。
妊活女子よ、あなたの番です!
欧米諸国で起きた出来事は数年遅れで日本にやってくる!
近年の歴史をみても明らかで、それで、なにが夢かって、流行するかって、
それはな・・・
ドリーム オブ 高齢出産!!
2019年4月掲載のBAZAAR誌によると、英国・国家統計局(ONS)の統計で、史上はじめて30代での出産が20代を上回ったそう。
この統計によれば、20代で妊娠した女性395,856人、30代で妊娠した女性398,284人(2017年の統計)。
なんと、30代で出産する女性が一番多いってこと。
つまり、高齢出産。流行の兆しアリであります。
そして、驚くなかれ、25歳以下での出産は過去最低で、さらに驚いたことに、妊娠率が上がったのは40歳以上のグループ。
ということは・・・、おじいちゃん、おばあちゃん
あなたの番です。
つまり、これは、
仕事を続ける女性→晩婚化→初産の高齢化→仕事しながらの妊娠・出産→学校にくる母親の高齢化→保育所の不足→おじいちゃん、おばあちゃん出動
仕事を続ける女性にとっての最大の味方は実家の親!
健康で長生きしようぜ、後期高齢のジッちゃん、バアちゃん。
妊婦高齢化で、ちょっとやそっとの年齢じゃボケてる暇なしです。
英国の波。まちがいなく日本に来ますから!
妊活女子、30代後半でもめげるな。
なんせ、優ちゃんも妊活して? ん? したか?
ま、そこんとこは、ウヤムヤに・・・
39歳で妊娠、順調にいけば40歳でアラフォー出産。
流行の波に乗っている。
『アラフォー出産!』
今年の流行語大賞に応募してみないかってくらい、波がきてる。
だから、Mr.しょーん (id:Dakujem)さん。
まだまだ大丈夫です。
で、ショーンさん、忙しいなか軽く婚活中らしいかと・・・。
ちなみに、ショーンさんは、子ども好きのイケメン医師の卵で、ヨーロッパでの生活などについてブログに書かれて楽しいです。
で、前回はヨーロッパに住む日本男性の恋愛事情で、今回は天然パーマに悩む男性への朗報。天パーって女性も男性も大変なんだって、思ったよ。
(ごめん! 勝手に宣伝してる。ダメだったすぐ外すね)
ついでじゃ、
楓屋 (id:kaedeya)さんに怒られっけど。
(ごめん楓屋さん。二人の仲じゃ、ついでで許してけろ)
婚活中つながりで、猫の里親募集されています。猫好き、サイトを見てくださいな。可愛い子猫たちが待っています!
楓屋さん、とっても暖かく素敵な方です。
近くなら一番に助けに行きたいんだが!
さんも、楓屋さんの猫の里親探しのこと書いてました。
開物発事さんって、ホント優しくて、いい人だなぁ! はてなブロブ民、優しい人が多いから、心が温まる。
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ところで、アメリッシュの前にぶら下がっている問題は、叔母のために良かれと思ったことが連鎖反応で、さらに厄介ごとへと進化していくという波であって。
まさに、転げ落ちる坂道をさらにスピードを上げて落ちていくような状況で。
1年ほど前にみたメキシコ映画『母という名の女』の毒親じゃないけど。
そんくらいの恐怖だって、思ったわけです。
これから、どうなんの?
お縄がまってんの?
てか、最悪、叔母のヒステリーと言葉の暴力に直面するのかって。
無理、ぜったい無理、身体と心が持たないから、そんなことになったら。
それに、離婚届、偽装したわけじゃないし、ただ、夫である叔父に送っただけで、それを叔母本人が知らないって、それだけだし。
そ、そこが怖いんだけど・・・
「ともかく、まずgoogle先生じゃ。婚姻届が代理人でもいいのか」
私、スマホでチェックした。
「だ、大丈夫です、だれでも大丈夫」
「わかった、では私たちで提出しよう」
とほほ・・・、そんな簡単に行きゃ、世の中平和ですって。
きっと、なんかあるから。
暑いし、オバケがでてくっから。
肝試しに繁盛しているのオバケが、「まいど」って出てくっから。
ディズニーのホーンテッドマンションのエレベーターレベルで失神できるツワモノだから私。
「ですが、書類に不備がある場合、代理人では訂正できないと、そうgoogle先生が書いてます」
オババ、封筒から書類をだしました。
「鉛筆を持っているか?」
「鉛筆?」
「優ちゃんは、こういうことさせてマトモにできるか」
「できません!」
「先に下書きをしておく」
私、すぐに売店でシャープペンと消しゴムを買ってきて、オババ、老眼鏡をかけると、書類をにらみながら下書きを始めました。
「印鑑は?」
「google先生チェック! えっと、実印でも認め印でもかまいません」
「よし、文具店で、すぐさま、二人の印鑑を購入して」
「今ですか」
「今しかない。勝江が戸籍謄本を見ないためには、私たちでなんとかするしかない!」
「は! 行ってまいります」
「頼んだ」
「お義母さんは」
「私は、ここで、もし先に戻ってきたら書類をなんとか・・・」
そんなことで青ざめてると、ウキウキ3人組が診察室から戻ってきました。
早い、早すぎる。
まだ、印鑑がないんだから。
で、優ちゃんの車椅子を押しているのは、太郎くんで、幾分、顔が紅潮して、どこかキラキラして嬉しそうで。
それは優ちゃんも同じで、以前より痩せて、やつれてますが、目がきらめいて。
叔母、そんな二人を穏やかに見つめています。聖婆か!
「やはり、4ヶ月に入っていました」
「そうですか」
「すみません。僕が気づくべきだったのに、無理させて、優ちゃんを貧血で倒れさせるなんて」
「はじめてのことだから仕方がないですよ。でも、超音波って驚きねえ、スロモーションみたいに胎児が動いていて。男の子かしらねぇ」って叔母。
「あ、あの、俺、じゃない、僕たち、お義母さんに結婚、認めてもらいました」
「そ、そうなの。よかった」と、私。
「おやおや、私、そういうことじゃないのよ」と、叔母。
「びっくりしただけで、別に反対なんて、太郎さんがいい人ってわかりましたからね」
叔母、これまでの行動を完璧にチャラにしています。
これ、推測ですが、忘れているわけじゃなくて、叔母の心のなかでは自分に正当性があって、そして、おそらく、事態の変化に正当性の帳尻合わせをして、たぶん、結論は孫のバアちゃんになることが正しいって、そうなっているんでしょう。中途の矛盾は忘れているにちがいないです。
「じゃあ、結婚書類を・・・、太郎くんと優ちゃんで記入できますか」
「なにを書けばいいの」って、優ちゃん、天然です。
「優ちゃんは自分の署名だけで、あとは太郎くんに」
「もちろんです」
オババ、婚姻届を渡しました。
で、できちゃったんです。書類が。
なんども見ましたが、問題はなくて、
あとは必要書類を集めて提出するだけの婚姻届が。
「婚姻届を提出するの、二人で行きたいですが、でも、優ちゃん、高齢出産になるらしく、貧血の症状があって、だから数日、大事をとって入院したいとお願いしたので」
「そうなの。じゃあ、私が提出してきましょう」と、オババ。
「しかし」
「大丈夫、私が責任もって提出についてきますから」と、私。
「アメリッシュさんまで、ありがとうございます」
ここがダムなんだ。ここで川の水、せき止めなくては。
てか、ここで行かんでどうする。
「だから、優ちゃん、委任状を書いてもらえるだろうか」
「委任状ってなんですか」
「婚姻届には戸籍謄本を添付しなくちゃならないから、先ほど、委任状を書いておいたから、ここにサインを」
実は、オババ、待っている間に手書きの委任状を作っていました。
「はい」って素直な優ちゃん。
「おや、私がとってくればいいじゃないの」
叔母が口を挟んだ〜〜〜!
「いや、それは、勝江も優ちゃんに付添いたいでしょう」
「役所に行くくらい、なんのこともないです」
「そこまで言うなら、書類の記入できますか」
オババ! ナイスフォー!
姉妹争いで、負けなしのオババの知恵。
「書類の記入?」
「そうですよ、役所仕事は煩雑ですから」
「そ、それは」
「結婚するには、華やかな式とか、楽しいことありますけど、実際は事務作業ですよ、あなた、昔から苦手でしょ。そういうこと」
オババ、覆いかぶさるように強調しています。叔母の一番苦手な書類仕事。
そうだった。自分のときも事務的なことが多すぎて、招待状やら結婚式場の手配から、新婚旅行の手配やら、楽しんでいる余裕がなかったような。
そう、結婚は事務作業!
to be continued
映画『母という名の女』
メキシコ映画です。
今回の内容は、盛大にネタバレはいってますから、ご注意ください。
17歳の女の子が妊娠、相手も17歳という少年少女カップル。
女の子は母とは疎遠で、男の子は親から勘当されていて。
まあ17歳ですから、自分の身さえもままならない、そんな子どもが、赤ちゃんの世話なんて無理なんであって。
ミルク欲しがって泣いても、眠いから寝ているという、育児とは、ほど遠い状態です。
17歳の父親もバイトしかしてない少年だから、当然手伝わない。
そこに女の子の母親が登場するわけです。
少年少女は、海に遊びにいくときなどは、楽しそうに赤ちゃんを連れていく。てか、それ、お人形遊びかいというレベルで、現れた母親が必然的に面倒をみるわけです。
で、この映画、恐怖映画なんです。
毒親としての母、パワー全開で娘の結婚、破壊します。
生まれた赤ちゃんを、かってに養子にだすわ。
娘の17歳の男を籠絡(ろうらく)するわで、こんな母、いらんわってくらい毒親でした。