アメリッシュガーデン改

姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

【恐怖の時間】5月です。ブルーガーデンが最盛期を迎えて

f:id:funyada:20190509122213j:plain

玄関前のアプローチにあるボーダー花壇

5月です。庭の季節になりました。

内側はブルーを基調にしたアメリッシュ ガーデン、一方玄関へのアプローチは赤が基調です。花たち最盛期を迎えようとしています。

庭で水やりをしていますと、

「こっちも、こっちも、お願い、アメリッシュさま。きれいに咲きますから」

と、ささやいてきます。

 

そうか、あなたも欲しいのね、可愛い子。

庭の精と化し、スカートを翻しながら、ホースで水を撒きちらすと、

涼やかな朝の光のなか、それは虹を作って庭を覆っていきます。

その時です。

ふと思ったのであります。

いつからだろうか。

こんなふうに穏やかな時がすぎていくことに気づいたのは・・・。

そう、私は庭の精。

 

ほら、庭の花たちも、こんなに私を・・・

 

ぶーーん

 

「なあに。お花さん」

 

耳元で、私の問いに優しく答える音。

 

ぶーーーん!

ぶぶーーぶーーん

 

優しいよりも、どちらかというと・・・。

そう思った瞬間、まさにアメリッシュの眼前10センチ

黒い物体が飛び出してきた!

な、なんだ?

あまりに近すぎて、認識できない。

浮遊物体X!

おそらく、脳が理解するのを拒んだのだ。

どす黒く黄色の肌に真っ黒でグロテスクな両目。

四つの目の周囲に、黒くごわごわした恐ろしげな毛が生え、触覚はいかにも危険。

これが現実の世界であることを認識できない・・・

否! したくないアメリッシュ 。

視神経から脳の扁桃体中心核へと恐怖信号がコンマ1秒以下で通り過ぎた。

 

こ、これは、アカン、

庭で一番、出くわしてはアカン奴だ!

 

プリンプリンのお尻、オレンジ色と黒のシマシマ模様のプリンプリン。

 

f:id:funyada:20190508234833p:plain

アメリッシュ 、渾身のイラスト画

ススメバチ!それも夫婦連れ。

 

長い時間。おそらく、時間にして、1秒もなかったであろう。

しかし、こうした場合、おそろしく長く感じるものなのだ。そう、あの、死ぬ直前に、人生のすべてが走馬灯のように流れるという、あれだ。

アメリッシュは思った。

まだだ!

まだ、『キングダム』の映画をみていない!

ついでに加えるとゲーム・オブ・スローンズ最終章』もだ!

他にも、あれこれあれこれ、計り知れないが、ある!

 

庭の精にしては俗世間に心残りが山ほどありすぎる

 

なんていう、不届きなことを考えたあなた、巨大スズメバチに出くわしたんだよ。

それは大海原で巨大ホオジロザメに出会ったのと同じ恐怖。

 

そういうことだ。そして、どういう経緯から次のことが起きたのか。今となってはその理由を知る術もない。

アメリッシュ、その瞬間、

 

へェ・・・

へ、ヘェックショッン!

 

と、過去に例のない、最大級の、ものすごいくしゃみを解き放ったのであります。

ハチの正面、でかい目に飛沫が直撃した。

スズメバチも驚いた。少し、高度を下げると、ハチ夫婦は二手に分かれた。

 

大丈夫だ、ハチ夫婦。静かに引き取ってもらって大丈夫だ。

なんなら蜜を土産にもっていけ! 私は苦しゅうない。

 

注:ハチは夫婦で飛ぶことはありません。女王蜂とその他の働きバチという生態です。ハチの生態をググれば、すぐ出てきます。すなわち、夫婦連れは不適切な表現でありますが、その時、頭の浮かんだ言葉が、それだった、ということです。二匹のハチは、おそろしく連携がとれており、熟年まで仲の良い奇跡の夫婦のようでした。また、5月は女王蜂一匹で行動していることが多く、あるいは夫婦だった可能性も否定できません。それから、けっして攻撃してはいけません。アメリッシュはたまたま運がよかったです。こっそりと視界から離れる! それが一番です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 プライバシーポリシー お問い合わせ